春日保人（バリトン）
　東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院古楽科バロック声楽専攻に在学中。声楽を春日幸雄、故疋田生次郎、高橋大海、G.N.ピリウッチ、バロック期の声楽を野々下由香里、C.ミアテッロ、P.コーイ、G.テュルクの諸氏に師事する。
　2001年11月、紀尾井ホールで行われた「ヴェルサイユの祝祭�V」でのフィリドールのコミック・マスカレード“カトスの結婚”の世界蘇演にて、タイトルロールである「太ったカトス役」にて出演。そのユニークでコケティッシュな演奏は多くの人の心に刻み込まれた。
　これまでにアントネッロやコンヴェルスム・ムジクム、名古屋フィルとの「メサイア」のソリスト、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」のフィガロ役、安藤由布樹作曲のカンタータ「この灯は永遠に」の青年達雄役等、各団体に参加している。イタリアにおける古典詩の研究をしている。
　現在、日本ヘンデル協会会員、日本声楽家協会講師。日本コカリナ協会公認講師。