たつの素子くもとこ＞
　和歌山県新宮市出身。
　武蔵野音楽大学声楽科卒。
1973年　小さな音楽グループ「花かご」結成。
1975年　統一劇場入団。 1994年　現代座退団。
　小班から大舞台、コンサートと様々な創造活動の体験を生かし客席と共鳴し共感しあう「劇場」を目指している。赤ん坊からおじいちゃんおばあちゃんまでを対象にした幅広いレパートリーが特徴。うた語りや手話をつけた歌など演劇的な要素を取り入れた、立体的なコンサ一トを企画している。退団後はコンサートという形にとらわれず、ふれあい音楽講座、歌う会、声のワーク、声の教室、コーラス指導等々幅ひろく人と関わる仕事をしている。
　作詩も多く、脚本も書く。なんでも声をかけられたことには興味をもって挑戦していくが、ファジ一な性格なのでまわりを振り回す事になっている。
　著書に「素子いきいき」民衆社刊。
　CD「緞帳をあげて」SOUND TAM制作。

黒坂黒太郎
たつの素子さんに出会ったのはまだ学生だったころ高田馬場にあった「十一時館」というライブハウスで歌っていたときでした。あれから30年お互いに長く音楽にかかわって来れたことを嬉しく思います。今回は僕の事務所が中心になり30周年記念コンサートをやらせていただくことにこの上ない喜びを感じます。彼女の歌の中にいつも「ひとびと」がいます。 それを是非感じ取ってください。

安達元彦
たつのさんとは、彼女がうたいはじめた頃からずっと一緒にいろいろやってきていますから、ともに歩んだ30年と言えるかもしれません。それができたのは、たつのさんがいつも「今、精いっぱい」だったからでしょう。30年ということにそれほど意味があるわけではない。彼女が、今一番やりたいことをやりきること。それが、30年の意味をおのずとあきらかにしてくれるでしょう。